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木造住宅の架構設計を診断する『柱・壁直下率診断』 既存住宅リフォーム現場で長期荷重負荷を診断

お役立ち情報

2022.04.25

 木造軸組み工法は、柱と梁で構造躯体を作る日本在来の工法です。2階の柱や壁を1階の柱や壁で受けている場合と梁などで受けている場合では、長期荷重負荷の掛かり方が異なります。充分な梁せいが無い場合は、長期荷重によって床のたわみや不陸などの変形をおこしてしまうこともあります。間取り図面から過重負荷の掛かり具合を簡単に診断するツールが「柱・壁直下率診断」になります。これは2階の柱の下に1階の柱があるか、2階の壁の下に1階の壁があるかを診断するものです。2階の柱と壁を赤ペンで1階の柱と壁を青ペンで書くと重なる部分は紫になります。赤ペンで残っている部分は階下は梁受けしている部分になり、2階の床がたわんでいる部分はこの部分が多いです。地震による倒壊物件の直下率も調査されていて、柱直下率50%以上、壁直下率60%以上が安全の目安になっています。「柱・壁直下率診断」の一番良いところは、リフォーム現場で直ぐにおこなうことが出来ることです。施主の目の前で「柱・壁直下率診断」をおこない、その場で診断結果を伝えることができます。当然、「柱・壁直下率診断」だけで済ませるのでなく、耐震診断もおこなってください。

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